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リップル社は、マネーグラムの株式の33%を売却している

11月 30, 2020

Ripple Labs Inc.は、マネーグラム社の保有株式の内の400万株、つまり同社の総株式の約3分の1分を売却しています。

Ripple Labs Inc.のこの決定は、マネーグラム社の株価の高騰と、2019年に4.10ドルのプレミアム値段で株式を購入した後にキャッシュアウトしたいという願望が動機の一部にあるようです。

11月27日の終値で、マネーグラムの株式はナスダック証券取引所で4.8%下落して7.42ドルでした。しかし、株価は年初来で260%急上昇しており、実際に1月2日の2.06ドルから急上昇しました。

Ripple Labsは、もし現在の市場価格で400万株のマネーグラム株を売却した場合、ほぼ50%の利益で約3000万ドルを稼ぎます。しかしながら、売却手続きはまだ継続中です。

Ripple Labsのスポークスパーソンは、業界の出版物の中で、「これは、リップルがマネーグラムインターナショナルへの投資でいくらかの利益を実現する為に下した純粋に賢明な財政的決定です。」また、スポークスマンは「この売却は我々のパートナーシップの現状を反映した物ではありません。」と付け加えました。

11月27日に提出された米国証券取引委員会の資料によると、Ripple Labsは世界的な送金会社の巨人であるマネーグラム社の8.6%の株式を保有しています。これは624万株に相当します。

社名を冠したXRP暗号通貨の発行者であるリップルは、ワラントの下で追加の596万株を購入するオプションを持っています。もし このオプションを行使する場合、リップルの総株式保有数は1,220万株、つまりマネーグラム社の発行済み株式の約17%を保有する事になります。

Ripple Labsは現在、400万株を売りに出している状況です。ワラント株式を含めると、この株式はマネーグラム社の全保有株式の内の約3分の1に相当します。これらを除いて、Ripple Labsは引き続き224万株、つまりマネーグラム社の発行済み株式の3.1%を保有しています。追加のワラント株を数えると、11%の株式にもなります。

Ripple Labsの広報担当者は、

「弊社は、株式売却後もマネーグラム社の重要な株主であり続けるでしょう。」また、「我々は、1年余りで驚異的な進歩を遂げ、マネーグラム社と協力して国境を越えた支払い手段の変革を続けていく事を楽しみにしています。 」

と発言しました。

Rippleは、2019年11月にマネーグラム社への5,000万ドルの投資を完了しました。これは、戦略的パートナーシップとして2つの会社によって宣伝された物です。投資購入時の1株あたり4.10ドルのプレミアム値段であり、5,000万ドルの投資は、正確に1,220万株になります。これは、Rippleが追加のワラント株を含めて、マネーグラム社で保有する株式の総数になります。

マネーグラム社は、RippleのXRPベースの決済ネットワークであるOn-Demand Liquidity(ODL)ネットワークを利用して、オーストラリア、ヨーロッパ、そしてフィリピンでの送金を容易にします。