同社の創設者であるBarry Silbert氏からの報告によると、大手デジタル資産マネージャーであるGrayscaleは、新たに5つの暗号通貨信託を開始する予定です。
何が起こったのか
「デジタル通貨は変曲点に達しています。 投資家の需要はかつてないほど高まっており、我々は、誠実な資産クラスになってきている暗号通貨への新規参入者を毎日見ています。」
とGrayscaleのCEOである、Michael Sonnenshein氏はプレスリリースで発言しています。
新しい信託は、投資家に5つの暗号通貨、Basic Attention Token（$ BAT）、Chainlink（$ LINK）、Decentraland（$ MANA）、Filecoin（$ FIL）、そしてLivepeer（$ LPT）へのエクスポージャーを提供します。
Grayscaleの新しい信託で指定されたトークンの値段は、ニュースの後に上昇しました。特に、Livepeer（$ LPT）は、過去24時間で265％以上上昇しました。
何故重要なのか
Grayscale Investmentsは、Grayscale Bitcoin Trust （Btc）（OTCMKTS：GBTC）を管理しており、これは、暗号通貨の世界で最大のビットコイン投資手法であり、運用資産は361億ドルを超えています。
この記事を執筆している時点で、この信託は655,000ユニット以上のビットコインを保有しており、デジタル資産であるビットコインの総供給量の3.5％以上を占めています。これは、今日でのビットコインの最大の公的保有者になっています。
これは、特にデジタル資産へのエクスポージャーを探している機関投資家に選択される投資手段と見なされる事がよくあります。報告によると、Grayscale Bitcoin Trustの最大の保有者は、3億6800万ドル相当以上の価値の8,531,330株以上を保有する、ARK次世代インターネットETF（NYSEARCA：ARKW）です。
Grayscaleがこれらの5つの暗号通貨に対して新しい信託を開始する事により、それらの暗号通貨に対し、信頼性の層が追加されます。これが、これらのトークンにプラスの値段変動の原因を与えた可能性があります。
特に、Livepeerトークン（$ LPT）の値段は、時価総額とコミュニティのサポートが比較的小さい為、他のトークンの値段よりもプラスの影響を受けました。Livepeerは時価総額で217位にランクされ、取引量が過去24時間で2036％上昇しました。
Grayscaleによって評価された他のトークンは全て、時価総額で上位100コインに含まれていますが、それでも幾分かのプラスの値段影響を受けました。実際にこのニュースを受けて、$ BATは33％、$ FILは26％、$ LINKは8.8％、$ MANAは28％上昇しました。