ビットコインブロックチェーン上のアクティブなアドレスの数は昨日118万に達し、ビットコインの2017年の強気相場期間中に見られた物と同様の高さになりました。

Ikigai資産管理会社のクオンツ戦略の責任者であるHans Hauge氏が指摘したように、昨日の急上昇はビットコインの歴史の中で7番目に多いアクティブアドレスの数でした。彼は暗号通貨データサイトのCoin Metricsからのデータを参照していました。

「ビックリです。昨日は多くのBTCアクティブアドレスが利用されていました。正確には1,188,873アドレスです。これは史上7番目に多い数です。実際に、送信用アドレスの数は過去最高である836,08に達しました。」

彼は、本日ツイートしました。

実際に、アクティブなアドレスの数は、ビットコインの値段が2万ドル近くに達する3日前の2017年12月14日に付けたビットコインの史上最高の129万アドレスよりも、わずか101,000少ないだけの状況でした。

Hauge氏は、ビットコインを送信するアドレスの数は、昨日史上最高を記録し、その数は836,000アドレスであると付け加えました。これが可能な理由は、1つのビットコインアドレスから複数のアドレスへBTCを送信できる為です。

この状況にも関わらず、ビットコインの取引手数料は低いままです。今月の初めに手数料が急上昇しましたが、平均手数料は6.7ドルです。これは、1回の取引あたり55ドルにまで一時的に上昇した2017年のピーク時の手数料とはかけ離れています。

ビットコインネットワークがより活発になっているだけでなく、ビットコイン値段の上昇で、多くのビットコイン保有者が安心しています。Coin Metricsによると、11月4日、ビットコインアドレスの98％が利益を出していました。これはビットコインの値段が約14,000ドルを基準にしての事です。現在の値段は更に高い15,200ドルである為、その統計は99％の数字に向かっている可能性があります。

「11月4日、BTCの未使用トランザクション出力（UTXO）の利益率は、2017年12月以来初めて98％を超えました。」とCoinMetricsは毎週の電子メールに記載しています。

このメトリックは、BTCが過去に動かされた時のビットコインの値段を、現在の値段と比較して調べます。そしてこれは、保有者が売却を計画しているかどうかのいくつかの兆候を示す可能性があります。

「利益に占めるUTXOの割合が高いという事は、ビットコインの下落リスクが低い為、売り圧力が比較的低い事を示している可能性があります。しかし逆に、潜在的な利益があまりにも大きくなりすぎて手放せなくなった場合、一部の投資家は直ぐに利益を上げる為に売却を始める可能性があります。」と追加しました。

いずれにせよ、ネットワークは2017年の強気相場以来見られなかった活動と値段の両方を示しています。そして、ビットコイン保有者は強気です。