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米中貿易の緊張が緩和し、人民元の上昇により、ビットコインの値段が下落

8月 15, 2019

ビットコインは、午後10時45分時点(EDT)で$ 10,043.19で取引されていました。これは、過去24時間で5.5%下落しており、8月8日に付けた、月間最高値の11,972.61ドルを大きく下回りました。

今月のビットコインの上昇の多くの原因は、米中貿易戦争が激化した事により、中国の人民元が切り下げられた為、投資家が安全な避難所への投資を求めた為です。逆に、ビットコインの下落は、貿易緊張が若干緩和された一方で、世界市場において、人民元が再び上昇し始めている米中貿易戦争にも直接関係している可能性があります。

ユーロパシフィックキャピタルグループの最高経営責任者であるPeter Chiff氏は、中国の投資家が今回ビットコインに殺到しなかった為、安全な避難場所としてのビットコイン購入は、純粋な推測であったと信じています。

ビットコインに関して、安全な避難所の資産という理論は、ダウ・ジョーンズ工業平均を含む市場全体が800ポイントまたは3%も下落したため、水曜日に大打撃を受けました。 このような株式市場の下落は、ビットコインの値段上昇を促しませんでした。

「最近まで、ビットコインは米中貿易戦争が激化する状況の中で投資対象となっていましたが、現在、主要な仮想通貨であるビットコインは、安全性と全く関係ないリスクオン資産としての本当の色を示しています。」と CCNのGerelyn Terzo氏が書いています。

仮想通貨資産管理会社IkigaiのヘッドであるTravis King氏は、おそらくビットコインは、全てではなく特定の種類のストレスの安全な避難所として機能するのに十分な強さを持っている状況であると推測しました。

世界の株式市場の動きとビットコインが安全かどうかについての議論は、今週初めに米国証券取引委員会が3つのビットコイン取引所取引ファンドの検討を遅らせるという決定により、再び助けになりませんでした。

SECが申請を拒否したり、ビットコインEFTの決定を遅らせたのは、今回が初めてではありません。しかし、一部のオブザーバーは、ETFが承認された場合、ビットコインが急上昇すると強く信じています。 3社全ては言うまでもなく、いずれか1社もSECが承認する状況に近づいていない現状は、期待に対してブレーキ状態です。

本日下落して、価値を落とした仮想通貨はビットコインだけではありません。全ての主要な仮想通貨は大幅に下落しました。 過去24時間で、イーサリアムは9%以上、リップルXRP 9.7%、ビットコインキャッシュ10.5%、ライトコイン9.9%下落しています。