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アルゼンチンの中央銀行がインフレを防ぐ能力がない為、人々はビットコインに注目するようになっている。

4月 18, 2019

アルゼンチンのインフレ率が1992年以来最高水準レベルに急上昇している為、人々は、お金の代替としてビットコインにますます注目しています。

アルゼンチンのインフレ率が54%越え

アルゼンチンの中央銀行は、先月に既に3回も金融政策を引き締めていますが、インフレ率は依然として55%近くの速度で加速しています。 ブルームバーグは、次のように発言しています。

「3月のインフレ率は55%近くまで上昇し、また消費者物価指数も同月に4.7%上昇しており、これらの数字は、ブルームバーグのアナリスト調査の予測をすべて上回りました。」

不安定な経済環境が原因で、多くのトレーダーや投資家は、ビットコインに集中するようになっています。 このように、LocalBitcoins / coin.danceからの最新のデータによると、アルゼンチンで取引されているビットコインの量は、史上最高値のレベルに達しています。

アルゼンチンの経済は慢性的なインフレに苦しんでいる状況であり、実際に、金銭的措置が全く上手くいっていないようです。フィナンシャルタイムズは、次のように述べています。

「アルゼンチンは、悪循環に陥ったままの状態です。 3月上旬以来そうであったように、流動性の低い市場でわずか数百万ドルの需要がペソの価値を弱める可能性があります。 為替レートの下落は、急速にインフレを増加させ、ポートフォリオをドル化させる方向になり、また、金利の上昇につながります。現在の状況では、中央銀行がアルゼンチンペソ通貨を守る事ができる唯一の手段です。」

アルゼンチンペソをビットコインへ置き換え

ビットコインがインフレに強いという事実は、アルゼンチンの経済状況のような環境では、特に魅力的になります。
結果的に、多くの人がビットコインを潜在的なお金(ペソ)の代替手段と見ています。 彼らは、政府に対してさえも、仮想通貨をアルゼンチン経済の中で、さらに統合していくように提唱しています。

ビットコインは、既に多くの事業活動に統合されています。 実際に37の都市では、公共交通機関の利用者が間接的にビットコインを利用して乗り物の料金を支払うようになっていますし、一方でビットコインATMは、ブエノスアイレスで目立つようになってきています。

最も関連性の高い点でいくと、Mauricio Macri大統領の政権は、既にビットコインと、その基盤となる技術であるブロックチェーンに関心を示しています。 例えば、2019年3月に政府は、ビットコイン取引大手であるBinanceのブロックチェーン技術インキュベーターであるBinance Labsとの提携を発表しました。 発表の際に、政府は1:1 Binanceへの投資と一致させることを約束しました。

さらに、2019年3月に、シリアル投資家とビットコイン支持者であるTim Draper氏は、Macri大統領が国の経済を劇的に転換し、アルゼンチンペソをビットコインに置き換える事により、外国人投資家を引き付けることを勧めました。

Draper氏は、アルゼンチンの大統領と一緒にビットコインの値段についての賭けもしました。

「もし、アルゼンチンペソがビットコイン以上に評価されている場合、私は国内で行っている投資額を2倍にします。そして、もしビットコインがアルゼンチンペソよりも多くの価値を獲得したら、これは完璧な解決策でしょう。何故なら、ペソ通貨に全く信頼がないという意味だからです。」