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19,000,000ドル分のETHが1日あたりに燃やされる為、イーサリアムの供給量は圧力下にある

8月 18, 2021

主要なスマートコントラクトプラットフォームは、1日あたり数千ETHを燃やされるようになった為、イーサリアムの毎日の供給量は大きな圧力にさらされています。

イーサリアムのオンチェーン監視ツールであるEtherchainは、2番目に大きい暗号資産が、1分あたり4.23 ETHを燃やしている事を示しています。これは、この記事の執筆時点で1900万ドル以上の価値がある1日あたり6,091.2ETHに相当します。

Etherchainは、イーサリアムが8月5日にロンドンハードフォークを発表して以来、ネットワークが合計54,482 ETH、1億7,200万ドル以上を燃やした事も示しています。

重要なアップデートは、ネットワークに料金を支払うメカニズムを導入するEIP-1559を含む、いくつかのイーサリアム改善提案で構成されています。EIP-1559は、トランザクションが処理される度に、循環供給量から一定量のETHを永久に消滅させます。

暗号通貨分析プラットフォームのGlassnodeは、燃焼メカニズムがETHの毎日の供給量に大きな影響を与えていると発言しています。

「オンチェーンのアクティビティが増えるにつれて、ユーザーが支払う取引手数料が増え、より多くのETHが消費されます。従って、このメカニズムは、イーサリアムブロックチェーンの経済活動をETHトークンの供給量不足に変換するように機能します。EIP-1559の発表以来、平均燃焼/ブロックは約0.71 ETH /ブロックでした。これは、ETH供給量の実効発行率が36%下落した事を意味します。」


「Source: Glassnode」

Glassnodeは、特定の条件下では、ロンドンのハードフォークに備わっている料金燃焼メカニズムにより、イーサリアムがデフレ資産になる可能性があると付け加えています。

「ブロックスペースの需要が高い極端なケースでは、正味のETHの発行数は、実際に正味のデフレになる可能性があり、発行される量よりも多くのETHが燃焼されます。現在のプルーフオブワークの発行スケジュールでは、このようなレベルのデフレには、現在のネットワーク利用量よりも大幅に高いネットワーク利用量が必要になる事に注意してください。」