BBCの報告によると、暗号通貨であるビットコインが60,000ドルの新記録に到達し、先月に市場価値の合計が1兆ドルに達した為、ビットコインの値段は上昇をし続けている状況です。

報告によると、ビットコインは2020年の終わり以来、その利用を宣伝し、暗号通貨の総保有量の一部を購入したテスラやマスターカードを含むいくつかの有名企業により、その価値がほぼ3倍になっています。

BBCは、ビットコインの新しい最高値記録は、ジョー・バイデン大統領の1.9兆ドルのCOVID-19援助法案が法制化された後に出始めた最新の刺激策である現金配布チェックの結果であると報告しました。

しかし、ビットコインは不安定であるという実績があり、ビットコインが作られて以来、値段はしばしば急激に暴落しているとBBCは報告しました。批評家は、ビットコインは相場操縦に開放できる「投機的取引ツール」ほどの通貨ではないと発言しています。また、取引には大量のエネルギーが必要となる為、環境への懸念が高まっています。

しかし、ビットコインは著名な俳優からも宣伝されています。テスラとその創設者であるElon Musk氏は、同社が15億ドル分相当のビットコインを購入した事で、今年初めにそれをより目立たせる事となり、またテスラが将来の支払い手段としてビットコイン受け入れる事も発表されました。

一方で、Mastercardは暗号通貨の考え方にも柔軟になり、暗号通貨の一部の種類を支払い手段として受け入れる事を発表しました。

さらに、BBCは、パンデミックが暗号通貨ブームのもう1つの推進力であり、人々がオンラインで売買を検討し、物理的な通貨から離れる状況が増している点を指摘しました。

値段が急上昇しているビットコインへの新たな関心は、ウォールストリートの業界で注目を集めています。実際にゴールドマンサックスは、ビットコインの先物とNDF取引をクライアントの為に取引する事を目的として、2018年に解散した暗号通貨デスクを刷新しました。これは、ゴールドマンサックスが昨年に暗号通貨を「資産クラスではない」と宣言してからの変更でした。