決済会社大手であるPaypalは、テルアビブを拠点とする暗号セキュリティインフラプロバイダーであるCurvを買収すると発表しました。 Paypalによると、この買収は、同社が「暗号通貨とデジタル資産をサポートする為の主導権を拡大する」事に役立ちます。伝えられる所によると、この取引の価値は2億ドル未満との事です。

Paypal Holdings Inc.（NASDAQ：PYPL）は月曜日、「暗号通貨とデジタル資産をサポートする為の主導権を加速および拡大する為にCurvを買収する事に合意した」と発表しました。

Curvは、2018年にCEOのItay Malinger氏とCTOのDan Yadlin氏によって設立され、イスラエルのテルアビブに拠点を置くデジタル資産セキュリティ向けのクラウドベースのインフラの大手プロバイダーです。暗号通貨保管会社は昨年、Commerzventures、Coinbase Ventures、Digital CurrencyGroupなどの投資家から3000万ドルの資金を調達したと発表しました。Curvは現在、複数のブロックチェーン上の全てのERC20トークンとサブトークンを含む、200を超えるコインとトークンをサポートしています。

Paypalは、2021年前半にCurvの買収を完了する予定です。同社は取引の金銭的条件を明らかにしていませんが、CNBCは、この取引に詳しい人物からの情報を引用して、取引の価値は2億ドル未満であると報告しました。

Paypalのブロックチェーン、暗号通貨、デジタル通貨の副社長兼ゼネラルマネージャーであるJose Fernandez da Ponte氏は、下記のように発言しています。

「Curvの買収は、我々の包括的な金融システムのビジョンを実現する為の才能とテクノロジーに投資する取り組みの一環です。」

決済会社大手であるPaypalは最近、「ブロックチェーン、暗号通貨、デジタル通貨」にフォーカスした専門のビジネスユニットを構築し、Curvがこのグループに参加する事を指摘しました。

Paypalは、昨年11月にプラットフォーム上で暗号通貨を購入、売却、保管する機能をユーザーに提供を開始し、まもなく同様の暗号通貨サービスを英国のユーザーにも提供する予定です。同社はまた、今年2800万の業者が商品やサービスの支払いの為に暗号通貨を受け入れができるようにする予定です。