米国証券取引委員会(SEC)への提出により、億万長者のヘッジファンドマネージャーであるBill Miller氏の主力ファンドは、Grayscaleのビットコイントラスト(GBTC)に投資する事で、ビットコインのエクスポージャーをまもなく追加できるようになります。このファンドは現在、約22億5000万ドルの運用資産を保有しています。
Miller ValueFundsファミリーのヘッジファンドであるMillerOpportunity Trustは、ビットコインへのエクスポージャーを獲得できるように、登録届出書の修正を米国SECに提出しました。 億万長者の投資家であるBill Miller氏は、1999年にミラーバリューパートナーズLLCを設立し、Miller ValueFundsファミリーの投資マネージャーを務めています。
同社の主力ファンドであるMillerOpportunity Trustは、2020年12月31日時点で22億5000万ドルの運用資産を保有していました。Miller氏とSamantha McLemore氏がファンドを管理しています。2月5日のSECへの提出によると:
「ファンドは、ビットコインを保有するエンティティであるGrayscale Bitcoin Trustに投資する事で、間接的にビットコインへの投資エクスポージャーを求める場合があります。」
Miller Opportunity Trustの投資目的は、「資本の長期的な成長」を目指す事です。提出された書類は、提出日から60日後に有効になります。
Grayscale ビットコイントラスト(GBTC)は非公開の投資手法であり、その株式は店頭でも購入可能です。グレースケールは最近、管理下にある純暗号資産で300億ドルを超えるマイルストーンに到達し、その内の約240億ドルがビットコインでした。ビットコインの信頼に加えて、会社は他に8つの暗号通貨の投資商品を提供しています。
Miller Opportunity TrustのSECファイリングの中では、更に下記のように説明しています。
「ファンドは、投資の結果として、もしビットコインエクスポージャーへの総投資額が、投資したタイミングの資産の15%を超える場合、Grayscale ビットコイントラストに追加の投資を行いません。」
Miller氏は、長い間ビットコインの支持者でした。 彼は昨年11月に全ての主要銀行がビットコインにさらされるだろうと発言し、BTCのボラティリティの低下は、その値段の上昇であると指摘しました。