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Visaはこの重要な指標で、ビットコインより勝り続けている。

1月 24, 2020

楽観的な予想にも関わらず、ビットコインは、Visaの様な企業と競争できるようになるまでにはまだ長い道のりがあります。 法定通貨の巨人であるVisaは、2018年に11.2兆ドルを超える取引量を報告しましたが、一方でビットコインネットワークは、2019年迄で僅か約2.2兆ドル取引したのみの状況でした。

Visaは11兆ドルの取引高で、全ての支払い処理業者を支配

仮想通貨業界全体では、デジタル資産が最終的に、今まで利用されている法定通貨取って代わると確信しているように見えますが、現実では、両者が同じ土俵で競争するには、長い道のりがある状況です。

時価総額が一番高い仮想通貨であるビットコインのトランザクション量の増加は、大きな改善が行われた事を明確に示しています。 しかしながら、その成長の大部分は、決済処理業界の大手企業と比較すると、かすれてしまいます。

年次パフォーマンスレポートによると、Visaの総取引額は11.2兆ドルをわずかに上回りました。 この量は、支払い量と現金量の合計であり、支払い量はVisaブランドのカードと決済商品の取引の合計金額であると、Visaはレポートの中で報告しています。

これは、2017年に同社が報告した10.3兆ドルからの大幅な増加であり、2016年に報告された合計8.1兆ドルからは、更に大幅な増加になります。

ビットコインがVisaに追いつく為には、まだ長い道のりがある

ビットコインの数字は、これらほど印象的ではありません。 しかしながら、デジタル資産データはしばしば誤解を招く可能性があり、額面どおりに受け取る事ができません。Fidelity Digital Assetsの調査によると、最も一般的に過大評価されている指標の1つは、ビットコインの取引量になります。

ほとんどのデータプロバイダーは、未使用のトランザクション出力(UTXO)システムを利用します。これは、経済的トランザクションと非経済的トランザクションを区別しません。 そのため、調整されたトランザクション値と調整されていないトランザクション値の差は、多くの場合非常に重要です。

報告書によると、ビットコインが開始してから2019年12月11日迄の調整済み取引総額は約2.2兆ドルでした。 しかしながら、未調整の取引量は約7.5兆ドルになります。

2.2兆ドルは、ビットコインと同じくらい若くて斬新なシステムにとっては重要な成果ですが、Visaに追いつくには、まだまだ長い道のりがあります。ビットコインの取引量は10年以上にわたって蓄積されていますが、一方でVisaは、2017年9月から2018年9月までに11.2兆ドルを記録しました。