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誰かがビットコインで10億ドル分を移動させ、誰もその理由を知らない。

9月 11, 2019

先週、未知の人物またはグループが、1回の取引で10億ドル以上の価値のある94,505ビットコインを転送しました。 現在観察者は、誰がこのような目を見張るような金額の転送の責任があるかという事について頭を抱えています。

大きな仮想通貨取引のライブトラッキング専用のTwitterアカウントであるWhale Alertでは、最初にこの大きな額の転送を発見し、米国東部標準時間の木曜日の夜遅くに、発生してから数分後にアラートをツイートしました。

そのトランザクションは、最初受信者アドレスが1つであるように思われ、6,644ドルから0.07ドルまでの数十の小規模なトランザクションがそれに続いています。 今までの所、このアドレスは、暗号通貨コミュニティには知られていない為、誰がこのトランザクションの背後にいるのかは、誰でも推測できません。(全てのビットコインアドレスは仮名ですが、所有者による再利用、または所有者の公開識別により認識される可能性があります。)

BitInfoChartsによると、10,000を超えるビットコインを保有しているビットコインアドレスは約100のみで、マイニングされたコイン全体の14.95%を占めています。 最大の保有者の多くは、ビットコイン交換取引所の物です。 企業や機関に加えて、マイニングや精通した投資を通してビットコインを大幅に増やした「クジラ」もいます。

ビジネスが関与する可能性があるという考えは、9月6日に顧客資金を保管する「倉庫」を開設したビットコイン先物プロバイダーであるBakktが、この取引に責任があるという理論につながりました。

ブロックチェーンのデータアナリスト会社であるTokenAnalystは、Twitterの中で、ビットコインの3分の1はシンガポールを拠点とする仮想通貨取引所であるHuobiに由来していると発言しました。 Coindeskによると、Huobiの広報担当者は、「このクレームに対する妥当性について調査しています。」と述べています。

7月29日に、仮想通貨ニュースアウトレット「The Block」の調査部長であるLarry Cermak氏は、142,323 BTC(その当時13億ドル相当)を動かすクジラを発見しました。Cermak氏は、仮想通貨ウォレット会社であるXapoが責任を負う可能性がある事を示唆しました。

10億ドル分のビットコイン転送の注目すべき要素の1つは、0.06 BTC、つまり約600米ドルの手数料になります。マイナーがビットコインブロックチェーンに追加されたデータの次のブロックに含めるインセンティブとして、ビットコイントランザクションに手数料が付加されます。 一部のオブザーバーは、この手数料を払い過ぎと見なしていましたが、一方でブロックチェーンASAPで10億ドル相当の送金をする事は、送信者にインセンティブを与えた可能性があると指摘した人もいました。

今回の大きな金額の転送が、実際にBakkt、他の取引所、財布、または完全に異なるクジラが原因であったかどうかは、時間が経てば分かります。