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Binanceでの上場廃止により、ビットコインSVから資本が流出し、ビットコインキャッシュ(ABC)が15%急上昇

4月 16, 2019

仮想通貨業界では、最近のビットコイン SVとその支持者をめぐる論争が巻き起こっています。

論争は、主要な仮想通貨取引所であるBinanceのプラットフォームから、デジタル資産を上場廃止させるのに十分なものでした。 上場廃止の後、ビットコインキャッシュは、(これは、ビットコイン SVの分岐元のブロックチェーンですが)、片方の仮想通貨からの資金がもう一方の仮想通貨に流れ込んだ為、15%も急上昇しました。

ビットコインSVがBinanceから除外されたため、ビットコインキャッシュが15%急上昇

本日、BinanceのCEOであるChangpeng Zhao氏は、Twitterを通じて、取引高で市場のリーダーの1つである彼の取引所が、12番目に市場規模が大きい仮想通貨であるビットコインSVを、直ちにリストから除外すると発表しました。

投資家がより安全な避難所を求めて、ビットコインSVから資産を逃がしたので、このニュースは、ビットコインSVの値段を7%も下落させました。 Binanceは、仮想通貨業界のトップ取引所の1つである為、このニュースは他の取引所もビットコインSVをリストから除外するというドミノ効果を引き起こす可能性があり、ビットコインSVを保有する取引所での懸念が高まる可能性があります。

この結果、売却行為の為、ビットコイン SVの値段は、約70ドルから65ドルに下落しました。 ビットコインSVは、元のビットコインのフォークであるビットコインキャッシュブロックチェーンのハードフォークの結果、誕生したものです。

ビットコインSVがニュースの影響を受けて下落した一方で、ビットコインSVの投資家が資金を抜いて、ビットコインキャッシュへ資金が逆戻りする為、ビットコインキャッシュの値段は、15%も急上昇しました。

ビットコインキャッシュは現在、2018年から2019年までの80ドル以下の値段から300%以上、急上昇しています。 Roger Ver氏が率いる仮想通貨のビットコインキャッシュは、ビットコインが4月初めに5,000ドルを回復した後、たった1日で価値がほぼ倍増しました。

一方、ビットコインSVは、ネガティブな報道と論争が原因で、現在の売却意識が劇的に強まり、史上最低値を記録しました。

仮想通貨アナリストのLuke Martin氏が指摘するように、資産は生き残るために交換が必要である為、Binanceがビットコイン SVを上場廃止した事は、理論的には仮想通貨資産に打撃を与える可能性があります。 特に業界のリーダーの1社による波及的な影響は、他の取引所がそれに追随し、ビットコインキャッシュのフォークであるビットコインSVをリストから除外する可能性があります。

ビットコインSVは、サトシのビジョンの略です。 ビットコインSVの支持者は、ビットコインSV(BSV)がビットコインの本来の真のビジョンであると主張しています。

ビットコインキャッシュのキャンプ側とビットコインSV支持者の間の「戦争」は、仮想通貨市場の混乱を引き起こした黒い白鳥の出来事であると言われています。何故なら、これは2018年の11月に強烈な売却衝動を引き起こし、結果的にビットコインの値段とその他の仮想通貨の市場を底辺の値段へ導いた為です。