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ビットコインのライトニングネットワークを利用した仮想通貨ATMの支払いが、間もなく現実のものになる可能性がある

4月 2, 2019

仮想通貨開発者であり、研究者でもあるFelix Weiss氏は、ビットコイン ATMを利用して、ライトニングネットワーク(LN)上での取引に成功しました。 しかし、これは単に概念を実証した意味であり、これを他の端末に拡張するために未だやるべきことがあります。

最初のATMベースのライトニングトランザクションが正常に行われる

数日前に、Weiss氏は、彼がビットコインATMを利用して、どのようにライブで、ライトニングネットワークトランザクションを実行したかを実演しました。この概念の実証の発表は、香港で開催されたLightning Hackdayで行われました。 

Weiss氏によると、この取引は、単に概念を実証した意味であり、バグが多かったそうです。 しかしながら、2つのトランザクションを、問題なく2つの別のモバイルWallet(携帯財布)に送信することが可能でした。

ビットコイン(BTC)は、ネットワークが多数のトランザクションをサポートすることができないという事実が原因で、ここ数年の間は、ネットワークの詰り問題に直面してきました。 このような状況のため、ビットコイン開発者は、ライトニングネットワークの開発に着手しました。このライトニングネットワークとは、メインのネットワークを混雑させることなく、仮想通貨を毎秒数千の単位でトランザクションの処理が出来るようにする、チェーン外のスケーリングソリューションです。

数日前には、Weiss Cryptocurrency Ratings(Weiss仮想通貨評価)が、ライトニングネットワークの改善が理由で、ビットコインの評価をC⁻からB⁻に変更しました。 ここ数ヶ月間の間で、ライトニングネットワークは、非常に速いペースで拡大しています。 1MLによると、ライトニングネットワークは、ベータ版として発売されてから1年後の現在、BTC 1,057、ノード数7,759、ネットワーク数39,124のネットワーク容量を持つまでになっています。

ライトニングネットワークを利用する事によって、ユーザーがマイクロペイメントを処理することも可能になります。これは、従来の金融システムやビットコインを利用しても不可能な事です。 将来的には、ライトニングネットワークは継続的に成長し、他の多くのプロジェクトで実装される可能性があります。