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Bitcoin価格の下落は2019年半ばまで続く:仮想通貨アナリスト Willy Wooの発言

11月 14, 2018

10月中旬に6,500ドル近くでビットコイン価格が横ばいになったとき、多くの仮想通貨アナリストは、約1年間続いていた仮想通貨の市場の低迷から、最終的に市場が上昇傾向になったと予測し、市場は昨年のように、12月に向けて大きな値段上昇が始まるだろうと予測しました。 しかし、テクニカルアナリストでトレーダーでもあるWilly Wooは、仮想通貨の花形であるビットコインの近未来は、非常にバラ色であるとは考えていません。

Woo氏は、投稿したTwitterの中で、2019年第2四半期まではビットコインの価格が底をつくとは予想していないそうです。つまり、これは、仮想通貨市場の状況が改善されるまでには、まだ7ヶ月ほど仮想通貨の弱気市場が続くという意味です。


「BTC/USD | Coinbase」

有名な機関投資家が仮想通貨市場に流入するなどの基本的な指標に加えて、短期的な仮想通貨市場の上昇傾向は、ビットコインのトランザクション率の大幅な上昇や、日常の安定した平均取引量を含む、楽観的な見通しを正当化するためのさまざまな技術的データポイントによるものであると指摘しています。一方、Woo氏は、少なくとも短期間では、いくつかの独自の技術指標を挙げて、仮想通貨市場を悲観的に見ています。

実際に、Woo氏は、Bitcoinのネットワーク評価をトランザクション価値で割ったNVTSが、サポートレベルを下回っていると指摘しました。これは、典型的な売りのサインになります。 さらに、将来の上昇傾向を予測する指標であるBitcoin Network Momentum(BNM)はまだ勢いを増強していないと発言しました。


「Source: Willy Woo/Twitter」

これは、ビットコインの価格が短期間で上昇する余地がないと言っているわけではありません。しかし、Woo氏は、ビットコインが200日移動平均(DMA)を超えてくる可能性は低いと伝えています。因みに、もし200日移動平均(DMA)を超えてくると、過去の例でいくと弱気市場から強気市場へ変わる転換点になります。

「価格が(短期的に)ここで上向きにバウンスすれば、勿論可能性があると思いますが、私は200日の移動平均が動きの上位バンドであると考えています。 これは今は7000ドル位です」と彼は火曜日にTwitterで投稿しました。「もし、ビットコイン価格が、200DMAを上回った場合、 BTCUSDを8年間トレードしてきた経験から、弱気市場から強気市場へ変わる確かな指標となる事を忘れないでください。まだ、弱気市場から強気市場へ変わるのは時期尚早です。」

執筆時点では、ビットコインはコインベースで6,307ドルで取引されており、日中の低いレートである6,252ドルから上昇しました。 一方、全体的な仮想通貨市場は、累計で212億ドルの市場価値となっています。