MiningCircleMedia

マイニングや仮想通貨の最新ニュースを配信

Bitcoin価格は $ 200,000を超えるか、または「仮想通貨 冬の時代」となるか?数名の専門家による今後の仮想通貨市場見通し

10月 24, 2018

仮想通貨の市場を予測することは、愚かなゲームになる可能性があります。 しかし、一部の専門家は、仮想通貨の評価、投資家の売買活動、周期的な市場パターンをベースにして、一般的で幅広い市場予測を行うことができると述べています。

私たちは、仮想通貨市場についての良いコネクションがある、5人の業界参加者を見つけました。:1人は、Bitcoin Talk Radioの創始者、ジム・ブラスコ(Jim Blasko)です。2人目は Marshall Longで、eBoostの共同設立者であり、仮想通貨をゲームコミュニティに統合した人物です。 3人目は、仮想通貨資産管理プラットフォームのTrustVerseのCEOである、Michal K Jeoung。4人目は、 Blockchainベースのコンテンツ共有プラットフォームASQプロトコルのCEOであるMax Tsaryk。そして、5人目はCryptocurrencyニュースサイトのCryptoslateの共同設立者兼CEO、Nate Whitehill です。

フロアはあるか?

ジム・ブラスコは、Bitcoinが2020年後半または2021年初めに、10万ドルから20万ドルの間で最高値をつけると予測しています(因みに、現在ビットコインは、6,500ドル前後で取引されています)。

彼の予測タイムラインは、マイニング報酬が1ブロックあたり12.5 Bitcoinsから6.25 Bitcoinsに変更されたパターンに由来し、同時に、Bitcoin価格が、過去5倍も価格上昇し、過去の最高値の価格よりほぼ10倍の価格上昇パターンを想定しています。

ビットコインのマイニング報酬が半減すると、BTCの価格が上昇するはずです.ブラスコがこのように考える理由は、マイニング収入の「半分化」により、収入の減額が「不足の恐れ」を生み出し、放物線的なBitcoinの価格上昇を促す為です。 言い換えれば、収入源の半減(半分化)は、マイナーや投資家にBitcoinの供給が限られていることを強烈に意識させることになります。 そして、ビットコインが残り少量であるという事は、収入を得る事やマイニングにもっと多くの費用がかかるという事を意味します。

マーシャル・ロングは、そこまで強気ではないですが、マイニング報酬の半減が需給に影響を与える事により、強気なパターンを生むため、ビットコインの上昇傾向を予測しています。 2012年11月には、Bitcoinのマイニング報酬は、50から25 Bitcoinに分割され、ビットコインの価格は、2011年の最高値$ 30からの40倍に達しました。2年後には仮想通貨市場が冷却期間であったにも関わらず、$1200の最高値を付けました。

ロング氏によると、2016年の7月には、マイニング報酬がブロックごとに25 Bitcoinから12.50 Bitcoinに減少したことで、ビットコインの強気な上昇パターンを作り出しました。

ロング氏は、また、程度は低いが、Bitcoinの価格をゆっくりと引き上げる、規制上の不確実性の低下も予測しています。 ロング氏によると、規制当局が引き続き関与したり、離れたりするにつれて規制の不確実性が低下するため、市場でビットコインが採用され、引き続きBitcoinが主流になっていくだろうと予想しています。

特に、SECに関しては、ロング氏は、「SECとBitcoin為替取引ファンドが、今後どのような関係を築くかに大変興味あります。なぜなら、この関係性により、次のブル・シーズン(仮想通貨市場の強気市場)に火がつくかもしれないと考えているからです。」と述べています。 また、彼は、2016年の900万人、2017年には1,700万人と比べて、現在Bitcoinの採用と仮想通貨ウオレット利用者は爆発的に増えており、現在、3,000万人に近づいていると指摘しています。

ロング氏は、2020年の3月ごろまでに、出来る限りビットコインを貯蓄するように勧めています。何故なら、この時に、ビットコインのマイニング報酬は半額になり、Bitcoinの価格を高騰させる可能性がある為です。

一方、Michael K Jeoung氏は、Bitcoinの価格は5,000ドルが底値であるとみており、特に中国の仮想通貨に対する敵対的な報道は否定できないと考えています。 何があっても、中国が独自に政府によって管理された仮想通貨を作成し、世界的に規制を拡大させるとの報告は、より広範な仮想通貨導入を示しています。

したがって、Jeoung氏は、2018年の75%の価格下落も、全く驚いていません。これを卸売価格と呼び、Bitcoinを安く購入するチャンスと考えるのではなく、超激安バーゲン価格と呼んでいます。

Jehng氏は、今日から2019年末の間のどこかで、短期的にビットコインの値段の下落は起こる事はあり得ますが、長期的なビットコイン保有者である”Hodlr,” (購入して保有する戦略を行う人:仮想通貨投資家の間で一般的に使用される用語)にとって、ビットコイン価格の上昇はもう直ぐであると信じています。

ビットコイン以外の仮想通貨は、問題になるかも知れません

Max Tsaryk氏は、Bitcoinを強気で見ていますが、イーサリアムに関しては、悲観的に見ています。イーサリアムは、イーサリアムブロックチェーンプロトコルに関連した仮想通貨であり、何千ものアプリケーションとスマートコントラクトがあり「ERCトークン」と呼ばれるアプリケーションに関連した仮想通貨トークンがあります。

Tsaryk氏によると、うまく計画実行されたハッキングは、ERCトークンを彼らのブロックチェーンに移動させないと、ERCトークンを無価値にする事ができます。 そして、「もし、最も人気のあるスマートコントラクトプラットフォーム/ネットワークが、ハッキングなどにより機能しなくなったら、どうしますか?」とTsaryk氏は警告しています。

Tsaryk氏の会社であるASQプロトコルは、ハッキングの潜在的な解決策として独自のブロックチェーンを開発するために、Aspireを開発しました。 エネルギー市場の「主要な電力網から降りる」事と同様に、ASQは最悪の事態が発生した場合の予防手段として、主要なイーサリアム「グリッド」を離れ、独自ブロックチェーンプロトコルかを取得する事を提案しています。

それにもかかわらず、Tsaryk氏は、「2019年はブロックチェーンの大量採用と分散アプリケーションのブームの年になるだろう」と述べています。

一方CyptoSlateのWhitehill氏は、仮想通貨の潜在的な値段の下落トレンドから上昇トレンドへの変更が、まだまだ時間がかかる可能性があると考えています。 Whitehill氏は、「仮想通貨の価格は、2019年のBitcoin ETFの採用の場合に、上昇トレンドに変わる可能性がありますが、仮想通貨は過去、低迷期間が数年続いており、我々が仮想通貨の低迷期間だと言っているのは、わずか10ヶ月間に過ぎません。」