世界最大のデリバティブ取引所であるCMEグループは、ユーロ建てイーサリアムとビットコインの先物を展開しました。
U.Todayが報じたように、新製品の発売は、当初8月初旬に発表されました。
国際通貨基金が提供するデータによると、ユーロは、世界で2番目に広く保有されている法定通貨であり、世界の外貨準備高の5分の1以上を占めています。実際に、欧州連合の19の国の公式通貨になっています。勿論、ドルは依然として支配的な通貨であり、世界の外貨準備の59%を占めています。
ユーロ建ての先物取引の開始により、暗号通貨が、機関投資家向け資産に移行するプロセスが加速すると期待されています。
CMEは当初、2017年12月にビットコイン先物を開始しました。(ライバルであるCboeの直後)これは、2016年に始まった、暗号通貨市場の強気相場サイクルのピークと一致しました。日本のエコノミストである野口幸雄氏は、製品の発売が強い相場ラリーを殺したと主張しました。
Cboeは弱気相場の間にビットコイン先物取引を落としましたが、CMEはその市場で支配的な勢力として台頭し、現在では取引高全体のかなりのシェアを占めています。
2021年2月に、CMEは、イーサリアム先物をローンチしました。この製品が市場の上昇に与える影響に対する懸念にも関わらず、2番目に大きい暗号通貨であるイーサリアムは、急上昇し続けました。
加えて、CMEは、トレーダーが2つの最大の暗号通貨の値段の動きに賭ける事を可能にする、マイクロサイズのビットコイン先物とマイクロサイズのオプションも導入しました.