暗号通貨の巨人であるDigital Currency Groupの創設者であるBarry Silbert氏は、Twitterを利用して、イーサリアムの待望のアップグレードに対して、「心から興奮している」事を明らかにしました。

2番目に大きいブロックチェーンは、そのエネルギー消費を大幅に削減する事が出来るでしょう。もしアップグレードが成功した場合、イーサリアムは、プルーフオブステークコンセンサスアルゴリズムを採用し、プルーフオブワークを廃止する事で、99％少ない電力を必要とします。イーサリアムが分散型金融エコシステムの中心にとどまっている状況を考えると、移行は環境に敏感な投資家の懸念を鎮める可能性があります。イーサリアム（ETH）の値段は、先週急上昇しました。しかしながら、暗号通貨は過去2日間で急激に値戻りしました。これは、Merge主導の陶酔感が消失している可能性がある事を示しています。

イーサリアム2.0のリリースは、ネットワークのスケーリングの問題を直ぐには解決しない点に注意してください。ネットワークの効率を大幅に向上させる技術であるShardingは、Merge後の段階で導入される予定です。Avalance、Solana、およびその他の競合通貨がイーサリアムの市場シェアを奪い取っている現在、このセクターでの優位性を維持する為に、イーサリアムを拡張する事が必要不可欠になります。

9月に行われる予定のMergeの後、イーサリアムは、部分的にしか完成しません。 Merge後の時代に、イーサリアムは一連のさらなるアップグレードである（surge、verge、purge　そしてsplurge）が進行します。イーサリアムの共同創設者であるVitalik Buterin氏が説明したように、これらの深い変化は並行して起こる予定です。

待望のアップグレードがトークンの需要を押し上げる事が出来るのかどうかは、未だ分からない状況です。