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イーサリアムのMergeはSepoliaテストネットで正常に有効化され、Goerliが次に予定されており、最後はMainnetです。

7月 7, 2022

プルーフオブステークアルゴリズムへの移行を示すイーサリアムのMergeは、Sepoilaテストネットで正常に有効化されました。 Sepoliaのプルーフオブワークネットワークは、本日UTC時間の午後2時頃にプルーフオブステークのBeaconチェーンと統合されました。

イーサリアムのコア開発者であるMarius VanDer Wijden氏は、成功したイベントをTwitterで共有しましたが、ゆっくりではありますが、最初にいくつかのブロックが作成されました。ただし、イベントの進行状況に関する次のツイートの更新で、全てが直ぐにクリアにされました。

Mergeは、既にRopstenテストネットで正常に有効化されており、その後数週間でGoerliテストネットで有効化が予定されています。後者で成功すると、イーサリアムのメインネットをより効率的なプルーフオブステークネットワークに最終的に移行する為の適切なタイムラインが可能になります。

GoerliとSepoliaテストネットのみがMerge後に維持される予定

また、言及する価値があるポイントとして、Merge後にイーサリアム開発チームによって維持されるのは、GoerliとSepoliaのテストネットのみであるという事です。Kiln、Ropsten、そしてRinkebyの3つのテストネットは、Merge後に廃止される予定です。

Kilnテストネットの停止は、2022年の後半に予定されています。Ropstenは2022年の第4四半期に停止され、Rinkebyは2023年の第2四半期、又は第3四半期に停止になります。

他の2つだけを維持するという選択は、Goerliが強力なコミュニティとそれをサポートする多くのインフラを保有しているという単純な事実によるものです。また、メインネットに最も近い為、スマートコントラクトに適したテスト環境を提供します。Sepoliaは若いテストネットであり、その状態と歴史はかなり小さい事を意味します。結果的に、同期が速くなり、Sepoliaでノードを実行する為に必要なストレージが少なくて済みます。

イーサリアムは1,400ドル以下、又200週間のMA以下で取引を継続

イーサリアムの値段の動きに関しては、イーサリアムは重要な1,000ドルのサポートゾーンを回復し、現在1,100ドル周辺の値段で取引されています。ただし、下記のチャーで見られるように、イーサリアムは50日(白)、100日(黄色)、および200日(緑)の移動平均を下回る弱気相場の領域で取引を続けています。

さらに、イーサリアムは、2018年1月の史上最高値である1,440ドル前後である、1,400ドルの別の重要な領域を下回った状況で取引されています。 ビットコインと同様に、2番目のデジタル資産であるイーサリアムは、前のサイクルで市場の底を示す事が多い重要な200週間の移動平均(赤)を下回った状況で取引されています。

しかしながら、ビットコインと同様に注意が必要であり、金利の上昇とインフレが見られる世界的なマクロ経済環境を考えると、イーサリアムの底は本当の意味で未だ付けていない可能性があります。