最も洗練されたデータツールではないですが、Googleトレンドは、世界中のインターネットユーザーが特定のトピックに関心を持っているレベルを大まかに理解する方法です。

その為、「イーサリアム」と「NFT」という検索用語のGoogleトレンドのデータは、紛れもない最終結果を明らかにしました。 それは、年初頃からこれらの検索ワードへの興味の低下でした。

「Source: Google Trends」

この興味の低下は、イーサリアムの値段や市場の動きに影響を及ぼすのでしょうか？ さて、この記事の公開時に、イーサリアム[ETH]は1日で3.17％下落し、1週間で2.14％下落した後、2,854.57ドルで取引されていました。

一方で、イーサリアムへの関心が高かった1月25日頃、ETHは約2,400ドルでしか取引されていませんでした。従って、検索数が多いからといって値段が高くなるわけではなく、その逆もありません。

しかし、NFTはどうでしょうか？ CryptoSlamによると、イーサリアムのNFT販売量は、過去24時間で15.90％下落しました。しかしながら、過去30日間の売上高は53.25％増加しました。従って、繰り返しになりますが、検索数の興味の低下は、イーサリアムの値段やボリュームの下落と厳密には同じではありません。

「重量を量る」のはやめましょう

Santimentのデータによると、値段が下落したにも関わらず、イーサリアムの投資家は涙を流している訳ではありません。 実際、ETHに対する加重感情は、投資家が陶酔感の急上昇から落ち込んでいる事を示していました。その様な状況は、直近では、2021年12月の大暴落前にありました。これは、最近のイーサリアムの値段の下落を引き起こすのに役立った可能性があります。それでも、この記事公開時の加重感情は0.942であり、更に下落する可能性がある事を示唆しています。

「Source: Santiment」

とは言っても、取引所でのETH供給量はプレス時にまだ下落しており、投資家が大規模な叩き売り状況に引き込まれる可能性は低い事を示しています。取引所でのETHの継続的な下落、またはETHのステーキングの下落は、資産の値段を上昇させ、時間と共に強気相場を開始する事に役立つ可能性があります。

「Source: Santiment」

大量の「whataboutery」

従って、イーサリアムは激動の市場の中で、自身を維持する事ができるかもしれません。しかしまだ活況を呈しているNFT産業はどうでしょうか？ それは、弱気相場市場を生き残るでしょうか？ 懸念される理由はいくつかありますが、1つの肯定的な兆候は、Opensea[Ethereum]の月間ボリュームが、先月のレベルを既にに上回っているという事です。

「Source: Dune Analytics」

それに加えて、4月中旬以降、1日の取引量は大幅に回復してきています。もし、この状況が続けば、NFT業界とイーサリアムエコシステムの両方に役立つでしょう。

「Source: Santiment」