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イーサリアムの取引量の増加と値段の下落・・これが意味する事とは?

4月 8, 2022

イーサリアムの値段は対称的な三角形を超えて値段を維持し、弱気相場の兆候を示さない状況で、安定したサポートエリアの上で値段を維持しています。最近の急な暴落にも関わらず、足場が多すぎる為、イーサリアムの下振れリスクも制限されている様に見えます。したがって、投資家は、重大な心理的レベルに達するスマートコントラクトトークンであるイーサリアムに対して、あきらめるべきではありません。

オンチェーンメトリックは楽観主義を示すか?

3月6日にビットコインがUターンして下落した為、イーサリアムの値段は約12%暴落しました。この突然の下落傾向により、多くのアルトコインも下落に向かいました。しかしながら、イーサリアムの場合、チェーン上の指標は強気相場の見通しを示しています。

短期的な見通しの最も強気な指標は、チェーン上の取引量とその最近の値段上昇傾向です。この指標は3月16日以降、より高い高値を出しており、4月7日には171.9億から242.5億に上昇しました。

最近のイーサリアムの値段の下落にも関わらず、取引量は増加しているようです。したがって、暗号通貨市場参加者がイーサリアムの下落タイミングで、購入している可能性がある事を示しています。


「Source: Santiment」

取引所でのイーサリアムの供給量は、2月の僅かな値段上昇にも関わらず、着実に減少しているようです。 現在、中央集権型エンティティで保有されているイーサリアムの数は1,508万個に達しており、3月1日以降から6.1%の減少、又は100万個近くのイーサリアムが流出しています。

この下落は、投資家がイーサリアムに自信を持っている事を示しており、近い将来、その値段から強気のパフォーマンスを出す事を期待している事を示しています。


「Source: Santiment」

オンチェーン上での取引量と取引所の供給量は、投資家がイーサリアムに対して強気である事を示していますが、一方で、30日間の市場価値から実現価値(MVRV)モードは、イーサリアムの売りが出る可能性が低い事を示しています。この指標は、過去1か月間にイーサリアムを購入した投資家の平均利益/損失を評価する為に利用されるものです。

-10%未満の値は、短期保有者が損失を出して売却している事を示し、このタイミングでは、大規模な急な暴落のリスクがほぼゼロである為、通常、長期保有者がイーサリアムを更に蓄積する為に市場に入ってきます。したがって、-10%未満の値は、売却のリスクが少ない為、「最適購入機会のゾーン」と呼ばれる事がよくあります。

30日間のMVRVは、3月29日に16%に達しましたが、それ以降はほぼゼロにまで下落しています。これは、短期保有者が利益を出している事を示しています。


「Source: Santiment」

したがって、これらの3つのチェーン上の指標は、強気のレジームがイーサリアムの値段に待っている状況である事、そして大幅な売却が行われる可能性がある事を示唆しています。