オンチェーンデータは、1,000BTCを超えるビットコインクジラが、最近の大暴落の主な売り主である事を示しています。

ビットコインの消費出力値バンドは、1k-10k保有者グループからのスパイクを示す

CryptoQuantの投稿の中でアナリストが指摘したように、以前の下落とは異なり、10～100 BTC保有者、および100～1k BTCのコホートは、最近の大暴落中にアクティビティの急増を示しませんでした。

ここで関連する指標は、「Spent Output Value Bands」（SOVB）です。これは、ビットコイン市場の中で、各バリュー バンドで移動されたコインの数を表示します。

これらの「バリュー バンド」又はグループは、チェーン上の各トランザクションで、移動したコインの量に基づいて分割されます。例えば、1,000～10,000 BTCのバリューバンドには、1,000～10,000 BTCに関連する全ての送金が含まれます。

このバリューバンドの使用済み出力メトリックは、この範囲に収まるサイズのトランザクションを使用して、シフトされたビットコインの合計額を具体的に測定します。

さて、これは10-100 BTCのビットコインSOVBの傾向を示すチャートになります。

「The value of the metric seems to have been normal recently | Source: CryptoQuant 」

上記のグラフで分かる様に、以前の投売り時に、10-100 BTCバリューバンドのBitcoin Spent Outputチャートが急上昇しました。これは、少なくとも10-100 BTCを保有する投資家が、ビットコインを大量に売っていた事を示唆しています。

下記のチャートが示す様に、100-1k BTCバリューバンドでも、同様の売却傾向が見られました。

「Looks like this metric has also not significantly gone up in recent days | Source: CryptoQuant」

ただし、最近の大暴落では、これらの指標に急上昇がありましたが、以前の物ほど急激な状況ではありませんでした。これは、これらのバリューバンドが、今回あまり投売りしなかった事を示唆しています。

しかし、1k-10k BTC保有者グループは、異なる行動を示しています。下記は、このバリューバンドのSpent Outputグラフです。

「The indicator has shot up | Source: CryptoQuant」

チャートから明らかな様に、1,000～10,000 BTC保有者の値域が暴落で大きな動きを記録しており、1,000 BTCを超える価値のある取引が今回の売却の大部分を占めている事を示唆しています。この様な大きな移動はクジラのものであり、クジラがこの大暴落を引き起こした事を意味します。

クジラの投売りは、暗号通貨市場にとってマイナスですが、Quantは、他の2つのコホートの減少は、ビットコイン市場で売り圧力が殆ど無くなった事を示している可能性があると指摘しています。

ビットコインの値段

この記事の執筆時点で、ビットコインの値段は、約1万7,100ドルで変動しており、先週から15%下落している状況です。

「BTC plummets down | Source: BTCUSD on TradingView」