アナリストのAaron Arnold氏が、インタビューの中でKitco Newsに語ったところによると、ビットコイン(BTC)は、2018/2019年の弱気サイクル市場からの弱気市場トレンドを繰り返す可能性があります。
Altcoin Dailyの共同創設者兼コメンテーターである彼は、ビットコインの値動きは既に、2018/19 年の弱気相場を連想させると発言しました。ビットコインは、当時6,000ドル近くで値固めされていた様に、現在約19,000ドル~20,000ドルで値固めされています。
これが現在の暗号通貨市場にとって、危険なところであると彼は指摘しました。2018年の意見では、ビットコインが底を打ったとされていましたが、最終的に値段は、50%下落しました。現在の市場で、この状況が繰り返されるリスクが存在します。彼は、下記の様に発言しました。
「当時、私の記憶では、多くの人が6,000ドルがビットコインの底値だと思っていました。今日、多くの人が、これ以上下落する事はないと考えており、通常は誰もが同じ事を考えています。」
Arnold氏は、ビットコインが11,000ドル~14,000ドルのサポートレベル、最悪の場合、6,000ドルまで下落する可能性があると発言しました。この理由の1つは、市場に弱気相場を示す指標が豊富にある為です。これらには、高インフレ、ドルの切り下げ、ソブリン債務危機、OPEC の石油生産削減、そしてビットコインが、依然として株式と高い相関関係にあるという事実が含まれています。
現在のビットコインの弱気相場は、これまでと異なる可能性があるのでしょうか?
Arnold氏の見解とは対照的に、他のアナリストは、現在の暗号通貨市場の弱気相場には、以前の市場後退とは一線を画す特徴があると主張しています。レポートの中で、商社のCumberlandは、現在の弱気相場のサイクルは、継続する大量の取引量の点において、注目に値するものであると共有しました。
日々の取引量は、500億ドルを超えている状況であり、同社は値段の暴落にも関わらず、暗号通貨市場は依然として健全であると主張しています。U.Today のレポートによると、ベンチマークの暗号通貨であるビットコインも、株式市場のデカップリングの兆候を示している可能性があります。