イーサリアムは、先週のMergeのリリース後、ソーシャルメディアで議論の真っ最中にいます。しかしながら、イーサリアムの値段が1,350ドルを下回った為、全てが計画通りに進んだ訳ではありません。

実際、CoinMarketCapによると、イーサリアムの週毎の損失は、現在17%を超えています。 しかし、匿名の暗号通貨愛好家 (@CryptoGucci)は、最近のツイートのスレッドの中で、イーサリアムに対して、全ての希望は失われていないと信じています。

すぐに軌道に戻るだろうか？

アナリストは、9月だけで11.36k以上増加した、イーサリアムのバリデーターの数に関して、会話をかき立てています。

イーサリアムには現在、ネットワーク上に429.6kを超えるアクティブなバリデーターが存在します。オンラインバリデーターの最近の急増は、Mergeの技術的な観点から、投資家の信頼が高まっている状況を示しています。

「Source: Glassnode」

そうは言っても、主要なNFTマーケットプレイスであるOpenSeaは現在、サポートをArbitrumにまで拡大しています。 OpenSea は昨日 (9月20日) のツイートの中でこのニュースを発表し、ユーザーは、イーサリアムのLayer2ソリューションで、NFTを売買できるようになるだろうと主張しました。

NFTは、9月21日から遅延なく、Arbitrumで開始される予定です。

しかし…しかし…しかし

これらの楽観主義にも関わらず、状況はイーサリアムと暗号通貨市場全体にとって暗いままの状況です。ビットコインやイーサリアムなどの主要な暗号資産は、市場で以前として苦戦しています。

この記事執筆時点で、ビットコインは19,000ドル未満で取引されていましたが、一方でイーサリアムは、約1,330ドルで取引されていました。両方のトークンは、過去1日で急落し、マクロ要因の影響を受け続けています。

値段の下落に沿うように、状況はイーサリアムトレーダーにも似ています。過去1週間で収益性が大幅に低下した為、イーサリアムのMVRV比率は、現在-13.6％に下落しています。

このプロセスは、Mergeイベント後の大規模な投げ売りによって悪化しました。トレーダーのセンチメントは、今の所悲惨な状況にある資産の短期的な回復にとって、重要な歯車です。

「Source: Santiment」

本日（9月21日）に、イーサリアムで見られた別の不安定な側面があります。ブロックチェーン分析プラットフォームのGlassnodeによると、イーサリアムの中央値トランザクション量は、史上最低である0.032 ETHにまで落ち込みました。

これは、多くのトレーダーがイーサリアムのエクスポージャーを減らそうとしている現在、イーサリアムに対するトレーダーの感情が、崩壊しつつある事を明確に反映しています。

「Source: Glassnode」

イーサリアムに対するもう1つの懸念要素は、暗号通貨コミュニティからの否定的な感情の高まりです。下記のデータによると、「非常に期待された」Mergeイベントにも関わらず、FUDが群衆に対して、どの様に定着しているかが分かります。
イーサリアムは、前四半期と同様に、第3四半期を終えようとしている様です。

「Source: Santiment」