イーサリアムの共同創設者であるVitalik氏によると、レイヤー3は、スケーラビリティに重点を置いたレイヤー2とは異なる目的を果たす予定です。レイヤー3の主な焦点は、セキュリティと分散化を提供する事です。
共同創設者である彼は、レイヤー3が明確な目的を果たし、特殊な機能を備えていると信じています。ゼロ知識 (ZK)のロールアップテクノロジーを介して、スケーリングを改善する為に主に利用されるレイヤー2とは異なる機能を提供する場合にのみ、意味があります。
Buterin氏によると、レイヤー3の当初の目標の1つは、特注の機能であり、これは、ZK証明を利用してプライベートトランザクションをレイヤー2に送信する、プライバシー中心のアプリケーションの後に組み込まれたと彼は主張しています。
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レイヤー3の2 つ目のビジョンは、イーサリアム上で、あらゆるアプリケーションと連携できる汎用ソリューションを提供する事です。これにより、柔軟性と構成可能性が向上し、様々なプロジェクト間でコードを再利用出来る様になります。
Buterin氏のビジョンは、レイヤー3をイーサリアム2.0への足がかりとして利用する事です。彼は、よりスケーラブルで安全なイーサリアムネットワークの基盤を提供できると同時に、一方で新しい機能とテクノロジーのテストベッドとしても機能すると信じています。
レイヤー3は、バリディウムを利用した、信頼性の低いスケーリングで利用可能
Buterin氏は、レイヤー3は、ゼロ知識証明に基づく技術であるバリディウムを利用した、「信頼性の弱い」スケーリングにも利用可能であると発言しています。彼は、イーサリアム上でカスタマイズされたアプリケーションを構築する事に関して、レイヤー3の構造が、現在のレイヤー2モデルよりも効率的であるかどうかは、未だ不明であると付け加えました.
レイヤー3は未だ開発の初期段階にありますが、Buterin氏は、最終的にそれが可能性を最大限に発揮できると確信しています。彼は開発者に対し、ネットワークの成長と拡張に備えて、直ぐにレイヤー3での構築を開始するよう促しています。