オンチェーン、そしてマーケットトラッカーのDune Analyticsが示唆している様に、イーサリアムは暗号通貨市場において、大規模な投げ売りの記録を打ち立てました。悪い点は、それがあなたの暗号通貨取引や投資の歴史に残したい記録ではないという事です。

「c2B3c」で終わるアドレスは、プラットフォームの歴史の中で単一の最大の清算を経験し、UTC時間の午後7時39分に約927ドルで流動性に関する71,800以上のイーサリアムの担保ポジションを失いました。暗号通貨市場で2番目に大きな資産であるイーサリアムが大幅に暴落した為、この記録が樹立されました。

おそらく、投資家は清算の値段を下げる為の資金が十分に残っておらず、担保不足の不快な結果に直面しなければなりませんでした。これは、CelsiusやThree Arrows Capitalなどの機関投資家を含む大多数の暗号通貨市場参加者にとって問題になります。

イーサリアムの値段パフォーマンスは大企業を一掃

暗号通貨市場で最も予想外の動きの1つは、イーサリアムが900ドルを下回った事でした。これは、以前はあり得ないと考えられていました。特に、イーサリアムが5,000ドル近くで取引されていた時にこの様に考えられていたのはなおさらです。

このような大幅な暴落は、デリバティブ市場と貸付市場の両方で起こった一連の清算に起因していました。より大きなポジションが清算されると、より多くのトレーダーと投資家がポジションをクローズし、市場価格でイーサリアムを投げ売りし、イーサリアム資産の値段を更に安くします。

残念ながら、どのような種類の資金流入も示している指標はありません。これは、イーサリアムが6月10日以降、その価値の40％以上を失い、金融市場と暗号通貨市場の両方で最もパフォーマンスの悪い資産の1つである為、驚くべき事ではありません。

この記事発表時で、イーサリアムは1,030ドルで取引されており、1000ドルのしきい値を超えて値段回復しました。1週間の安値は、現在885ドルです。