世界最大の暗号通貨取引所であるBinanceは、暗号資産とブロックチェーンテクノロジーの採用を促進する為に、新しい5億ドルの投資ファンドを立ち上げています。

会社のブログ投稿によると、このファンドは、デジタル資産の使用例を拡大するプロジェクトに投資する事を目的としているだけでなく、Web3.0テクノロジーの採用と革新を促進する事も目的としています。

このファンドは、インキュベーション、初期段階のベンチャー、後期段階の成長という3つの異なる段階にある仮想資産に投資します。

「インキュベーションで、Binance Labsは、プロジェクトをBinanceのリソース、専門家、メンターのネットワークと結び付けて、製品開発と成長を成功させるのを支援する事を目指しています。Binance Labsは定期的にインキュベーションプログラムを実行しており、現在4番目のコホートをサポートしています。

初期段階のベンチャー投資には、インフラ、DeFi [分散型ファイナンス]、NFT [非代替トークン]、ゲーム、メタバース、ソーシャル、暗号採用プラットフォームなど、暗号通貨とWeb3.0の全てのセクターにわたるトークンと株式への投資が含まれます。

後期の成長投資では、Binaneエコシステムを強固な戦略的パートナーとしてWeb3.0エコシステムへの拡張、又はブリッジを検討しているより成熟した企業を対象としています。」

BinanceのCEOであるChangpeng Zhao氏が述べたように、

「Web3環境では、価値観、人、経済のつながりが不可欠です。もしこれら3つの要素が一緒になってエコシステムを構築すると、ブロックチェーンテクノロジーと暗号通貨の大量採用が加速します。

新たに終了した投資ファンドの目標は、DeFi、NFT、ゲーム、メタバース、ソーシャルなどでWeb3を構築し、リードする可能性のあるプロジェクトや創設者を発見してサポートする事です。」

Binanceは、2018年以来100を超える暗号通貨プロジェクトに投資してきており、その中には、メタバースプロジェクトのAxie Infinity（AXS）とThe Sandbox（SAND）、イーサリアムのスケーリングソリューションであるPolygon（MATIC）、そして移動して稼ぐアプリケーションSTEPN（GMT）があります。